既報の通り、令和5年10月30日、 弊会剣道部名誉師範である田原弘徳先生がご逝去されました。
今年の6月に突然の病に襲われ入院生活をされており、 一時は驚異的な回復をされていた中でのことでしたので、 我々も悲しみとともに驚きの気持ちを強く持っています。
11月5日、 6日にお通夜と告別式が営まれ1000人近い方が先生との最後の お別れにいらしてくださり、 先生がどれ程多くの方々と交流を持たれ、 慕われていらっしゃったのかを改めて実感致しました。
田原先生が佼成武徳会に来られるようになったのは、 昭和55年頃で、 初代師範の小沼宏至先生からのお話によりと伺っています。 それから40年以上、 子どもから大人まで数えきれない程の部員がご指導頂きました。
以前、田原先生がお話くださった中に、「剣道の極意とは」 というものがありました。 なんだかとても難しい話のように感じましたが、先生は「 仲良くすることだよ」と仰り、相手を思いやる心、 気持ちを合わせることが大切だということを教えてくださいました 。
そして先生からのご指導は、剣道実技だけでなく、 普段の生活に関わるお話も多かったように思います。
先生の教えは、私達一人ひとりの心の中に残っています。 これから剣道を続けていく中で、 田原先生から学んだことを思い出し、 考えながら稽古を続けていきたいと思うとともに、 人生にも活かしていかなければと思います。
田原先生、長い間ご指導頂き本当にありがとうござました。 言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。 先生から教わったことを後輩達に継承できるように、 佼成武徳会のみんなで力を合わせ、「正しく 楽しく 仲良く」稽古に励んでいきたいと思います。
先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌